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高2生 土曜日国語演習 始まっています!

2024年02月24日

大學受験館カルタスです。

2月10日(土)から、「高2 土曜日国語演習」がスタートしています。これは、昨年の11月から代ゼミサテラインの「論理国語」という講座の視聴を始め、現代文の読解法を約3ヶ月間継続的に学んだ後に、毎週土曜日にカルタスで共通テスト国語の過去問を解いて自己採点、大問1の評論文については要約文を200字で作成して後日添削を受ける、という取り組みです。

上の写真は、ロビーで国語演習に取り組んでいる高2生です。他にも空き教室や自習室で取り組んでいる生徒もいます。

 

先日、高2生は共通テストタイプの模試である「2月進研マーク模試」を受け、自己採点を済ませているところです。その結果にこれまでの学習の一定の成果も感じる一方で、目標とする志望大学の要求するレベルに到達できていないこと、やるべきことは山積していることに良い危機感を抱けている生徒も出始めました。現状の学力が不足していることを悲観する必要はありません。危惧すべきなのは、結果を客観的に捉えることなくただ漫然とこれからの数ヶ月を過ごしてしまうことです。「ま、なんとかなるっしょ」では何ともなりません!高校入試は夏休み以降に本腰を入れ始めても余裕だったかもしれませんが、大学入試は高3の夏までに土台となる基礎力を完成させておかないと、その後の学力の伸びが期待できません。そこから逆算して、高1から講師陣は指導を継続してきましたが、まだまだ土台は盤石とは言えない生徒が少なくありません。ここからの生徒たちの奮闘、猛烈な巻き返しを切に望みます。

 

高2の冬は、高3の0学期です。高校入学時点からすでに「大学入試に向けた学習」は始まっているのですが、大学入試の世界においてはこの高2の冬からが「本格的な受験期」です。

 

文系理系問わず、国公立大学を志望する以上、共通テストは避けては通れない第一関門です。国語の配点は古文・漢文も併せて素点で200点あります。英語や数学と同じ素点配点であり、理系であっても国公立大学個別試験では課されないだけで、重要度は決して低くはありません。また、近年は共通テスト問題文の長文化の波が理系教科にも及んでいて、長い設問文を速く正確に読まなくてはならないことから、現代文の力を養うことには国語の点数を上げるだけにとどまらない大きな必要性と価値があります。

 

大学入試がいかにシビアな競争であるかをことあるごとに塾生たちに、そしてブログ等を通して保護者様にもお伝えしてきましたが、1点の差で合否の明暗が分かれる勝負です。いくら努力しても努力しすぎということはありません!

 

まさかとは思いますが、現・高2生のみなさん。「もう本気出し始めるの?早くない?」と言いたいですか?そういう子には逆に、「まだ本気で頑張らない(頑張れない)んですか?」と返します。さすがにそこまでのんきな塾生はいないと信じたいですが、もし万が一いたら、その子には事の深刻さに一日でも早く気づいてもらいたいものです。「失敗談をいくら聞いたって、自分だけは特別だ、死ぬ気で頑張らなくたって何とかなるはずだ」という根拠のない現実逃避は止めましょう。高2生が高2の冬の時点で抱いている第一志望校にそのまま挑める(物理的に共通テストの得点が足りるand二次試験で逆転できる実力がついている)ようになる生徒は日本全国の高校生の20%にも満たないと言われていますし、実際そうなります。以前もこのブログで書きましたが、志望大学を本気で目指してください。「ワンチャン~」とか考えて真剣さもなくただ有名大学・難関大学を志望大学欄に書いているだけなら、それは幻想に終わります!繰り返しますが、本気になってください。すべては本気の目標を掲げるところから始まります。成績が上がったら、ではなく、目標のために努力して成績を上げるんです!

そして、現・高1生のみなさん、1年後はあっという間に訪れますよ。今学校で習っていることやカルタスで習っていることを、どれだけ大切にできていますか?大学入試を少しずつでも意識して学習に向き合えていますか?学校で課される課題を機械的にこなすだけの、定期考査のためだけの、叱られなければいいというような、その場しのぎの消極的で嫌々に勉強する日々を1年間続けても、大学入試レベルの学力は絶対に得られません!

 

大學受験館カルタス 山本