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2024年度 代ゼミ講師SPECIALライブツアーでのアンケート結果集計

2024年02月06日

先日実施されました代ゼミ講師SPECIALライブツアーにつきまして、アンケートやコメントをまとめました。
少し長くなりますが、是非最後までお目通しください。

 

代ゼミ講師SPECIALライブツアー2024(国語科 船口 明 先生)→ 参加者100%が満足!!

参加者から寄せられたコメントの一例は、以下の通りです。

・「自分を否定するのではなく、自分自身の可能性を信じて努力するのが大切だ」という言葉が印象的だった。(生徒)

・「みんなには幸せになってほしい」とおっしゃっていたのが印象に残った。受験生としての1年はつらいことしかないと思っていましたが、その先の未来を思い浮かべて有意義な1年にします!(生徒)

・小説文の選択肢で、「心情」でなんとなく比較して解答するのではなく、「心情」以外の部分を正しく読むことで、選択肢は1つに絞られる、という説明が目からウロコだった。(生徒)

・模試の第1~第2志望校の判定が現状EやD判定のため、心配で「志望校を変更したら?」と言ってしまいがちなのですが、今日のお話を聞いて、自分の考えが少し変わりました。しっかり子どもの応援をします。(保護者)

・「象とあきらめ」の話がとても心に残りました。(保護者)

参加者の52%が国公立専願で志望!!

狭き門にチャレンジし、かつ、保険をかけないということは、それだけ高い学力が要求されます。高校入試とは全く異なり、大学入試では、共通テストを受けるまで抱いていた第一志望大学に現役で合格する生徒は受験生全体の20%に満たないくらいだと言われています。というのも、多くの受験生は共通テストで目標点を取れずに、第二志望、第三志望、と出願する先を変更することを余儀なくされるからです。

さらに、そもそも国公立大学に合格すること自体が、容易ではないことを再確認してほしいと思います。現役で国公立大学に合格するには、自分の現状よりも背伸びをした志望校設定をし、それに向かって学力向上のための努力を継続することが求められます。そういう生徒であれば、仮に上記の20%に入れなくとも、軌道修正をしてしっかりと国公立大学に合格していきます。危険なのは、「周りが国公立と言うから、努力なんか全然する気もないけど、なんとなく国公立志望で」という人です。そういう消極的で怠惰な姿勢で合格できるほど現実は甘くはありません。客観的に自己分析して、何が足りていないかを常に意識して学習を積み重ねていきましょう!

参加者の77%が九州外の大学を視野に!!

選択肢が広がるという意味で、九州内にとどまらず、全国的に志望校を探すのはいいことだと思います。とはいえ、多くの生徒が憧れる首都圏・大都市圏の大学は、国公立・私立を問わず入試難易度が群を抜いて高いです。東京大学や京都大学などの旧帝大や、有名私大の慶應義塾大学や早稲田大学が超難関大学であることは誰でも知っていることですが、一般的に難関とまでは言われていない大学であっても、都会や都会に近い大学は、競い合うライバルの質と量が地方大学と比較するとけた違いです。例えば、埼玉の受験生が大分大学を受験するケースは特殊な条件を除けばなかなか考えにくいですが、大分の受験生が埼玉大学を受験するケースは普通にあると思います。

もちろん、例に挙げた大分大学が簡単に合格できる大学だという話ではありません。必要な点数を必要なテストで取れなければ不合格になるのは、どの大学を受験しても同じです。「大分大学の合格最低点はそれなりに余裕をもってクリアーできる実力を持っているという事実」がなければ、「大分大学には合格できるだろう」と思うのは根拠のないただの願望にすぎません。全国各地から受験生が集まるような大学(俗に言う「ブランド力の高い大学」)を志望する生徒はなおさら、越えなくてはいけないハードルが高いので、そこそこの努力ではそのハードルを越えられません。

大学入試は「全国大会」。地区予選という狭い視野ではなく、全国規模で、自分がどれくらいやれる実力があるのか?を日頃から意識しましょう。とにかく、努力、努力、努力!あなたが「自分は頑張っている」と思う努力くらいは、全国レベルだと当然のようにみんながやっています。地区予選(自分の通う高校、中津市or宇佐市、大分県)で少し結果が出たくらいで満足してはいけませんし、地区予選でも苦戦しているようでは全国では相当厳しい戦いになります。とにかく実力をつけるための努力を積み重ねていきましょう。

生徒が不得意感を感じている教科は、圧倒的に国語!!!次に英語!!そして、情報!

近年の大学入試は、国語に限らず、理系教科であっても確かな「論理的読解力」が求められます。一方で、生徒の多くが国語という教科に対して苦手意識を持っていることが、このアンケートからも明確に読み取れます。活字離れが叫ばれて久しいですが、論理的に物事を考える力というのは一朝一夕には身につきません。小手先のテクニックでは劇的な改善は見込めませんので、早期から自学自習していくことが大切です。まずは、文章を考えながら読む習慣をつけましょう。また、古文・漢文が現代文よりもさらに不得意感のある科目として回答されていました。これは様々な原因が考えられますが、英語に苦手意識を持つ生徒の大多数に共通する、単語や文法という基礎を徹底することへの忌避感が根底にあるのではないかと思います。古文単語や古典文法や漢文句形を覚えることから始めましょう。

インプット(単語を暗記する、基礎知識・公式を使えるレベルで理解、記憶する)する努力をしなければ、いくらアウトプット(=実際に問題を解く)しても、成績は伸びません。自分が知っていることやできることを着実に増やしていく自主的な努力をせずに、「成績が伸びない」「苦手だ」と嘆いても仕方ありません。まずは、やるべきことをやれるだけ、しかもコツコツ継続することから逃げずに頑張りましょう。そうすれば、必ず成績は上がります。成績が上がらないのは、単純にそれができていないからです。現代文の文章、古文・漢文の文章、英語の文章に日々少しずつでも触れて、インプットの努力をしていますか?

2025年度大学入学共通テストから初登場となる 「情報」については、全国的にほとんどの高校、特に公立高校では、授業で習う以上のことは何もしていないのが実情だろうと思います。高3の夏休み等に学校でも何かしらの対策をしたりするかもしれませんが、代ゼミサテラインには「情報」の講座もあります!興味があれば、体験は随時無料でできます。気軽に申し出てください。