Blog

2026年大学入学共通テストまで、あと・・・

2025年07月02日

大學受験館カルタスです。

これはカルタスで毎年恒例の、「大学入学共通テストまでのカウントダウン」掲示です。

本日7/2(水)現在で、2026年の大学入学共通テスト(以下、共通テスト)まであと199日。いよいよ200日を切りました。

 

ついこの間まで、残り300日くらいあったような気もするのですが、こうして時間はあっという間に経過していきます。当事者である受験生自身にとっては、その時の経過のスピードは日に日にどんどん速くなっていくように感じるでしょう。

 

先日、6月進研マーク模試の自己採点結果を塾生から回収しましたが、今週から各高校で実際の成績表の返却も順次行われる予定です。その結果(判定)をしっかり受け止めながら、歩みを続けてほしいと思います。例年のことですが、7月初頭の現時点で「第一志望校」に順当に合格しそうに思わせる成績を取っている生徒は、全国規模で言っても少ないです。というのも、多くの生徒が「たとえ自分にとって難しくても理想的なゴール」を第一志望にしているから、です。そして、それ自体は別に悪いことではありません。高望みでもOK。身の程知らずで結構。しかし、後述しますが、そこにどれほど本気の想いがあるのかは厳しく問いたいところ。

現状がどうであれ、どういう志望校であれ、自分に足りないところを自覚しながら必死に努力し、1点1点を大切にしていく学習を今後もよりいっそう続けなくてはならないことに変わりはありません。ですから、現状の不足を必要以上に気に病む必要もないですし、現時点で目標を下方修正しなくてはいけないわけでもありません。とはいえ、ため息をついたり不安がるだけで行動がほとんど(or全く)伴わない、いわゆる「悲劇のヒーロー・ヒロイン症候群」に陥らないようにしたいところです。ため息をつく暇があったら単語を覚える。不安がる余裕があるなら問題を解き直す。

 

大切なのは、模試で記入する「第一志望校」が、本当の意味での第一志望になっているのかどうかです。つまり、心からそこに合格したいと思い、そのために必要な努力から逃げずに、その努力を継続してきたか&これからも最後まで継続していく覚悟を持てているのかどうか、です。その気持ちが薄い(あるいはない)人は、99.9%、第一志望校合格に必要な成績向上を達成できずに終わってしまいます。逆に、そういう気持ちを持てている人は、努力量と努力の質に問題がなければ、ほぼ確実に成績を向上させることができます。

 

高校入試とは全く違い、「合格する人」の総数よりも、「不合格になる人」の総数のほうが多いのが大学入試です。そのシビアな現実を客観的に把握し、彼我の差を埋めるための精一杯の努力をどれだけの塾生が現状できているか・・・。確かに令和の時代に精神論は流行りませんが、「何を学習するか」「どのように学習するか」等のインスタント的でマニュアル的な情報が氾濫している今の時代だからこそ、学習の原動力となるはずの「そもそもどういう想いを持って学習するのかという精神面」は何より大切なものだと、私は思うのですが。

 

大學受験館カルタス 山本